思春期でもニキビや肌荒れに悩まされることのない肌質でしたが、唯一困らされたのは乾燥肌。保湿を怠ると?が赤くなりかゆみが出てしまうので、保湿だけはしっかり対策しておくというのが秋口から春にかけての習慣です。

大学時代はデザイナーを目指していたこともあり、夜遅くまで作業をすることが多く、徹夜をすることも少なくありませんでした。新卒で制作会社に勤めてからも不規則な生活が続きました。それでも幸いなことに、あまり乾燥肌以外のトラブルには悩まされませんでした。

そんな中、いつものように夜遅くに帰宅しようと駅へ向かったある冬の日。カサカサの唇に色付きのリップクリームを塗ろうと、トイレの鏡を覗き込んだ瞬間、くっきりと刻まれたほうれい線に気づいてしまいました。ショック!

帰り道に「ほうれい線 原因」で検索して見つけた原因の一つが、私の長年の敵である「乾燥」。その夜はいつも以上に肌に化粧水を押し込んで就寝。翌朝目覚めて鏡を見ると、ほうれい線は消えていました。ちょっとホッとしました。

しかし、肌の潤いがなくなるとハリがなくなるのでしょう。その日の夜も、鏡を見るとほうれい線がくっきり。もう今までと同じスキンケアでは太刀打ちできないと思った私は、その日から様々なスキンケアを試すようになります。

コスメ雑誌やレビューサイトを読み漁り、保湿力に定評のある化粧水・乳液・美容液を買い揃えるようになりました。一方でコスパも重視。品質が良いおかげか、ケチらずある程度の量をじゃぶじゃぶ使えるようになったおかげかわかりませんが、夜にほうれい線が目立つことは少なくなりました。一定の効果が出てひと安心。保湿すればある程度のシワは隠せると学んだ私は、お風呂上がりに15分間フェイスマスクをつけることが新たな習慣となりました。

肌に潤いを与えてその潤いを保つのがスキンケアの役割。ならば、そもそも今肌が持っている潤いを減らさない努力をすれば、ほうれい線はより目立たなくなるはず。そう考えた私は、徐々に空気の潤いも意識するようになりました。

調べてみたところ、どうやら湿度が60%を切ると、肌は乾燥しやすくなるのだとか。湿度計を買い、部屋の湿度を確かめたところ、なんと私の部屋の湿度は35%の超乾燥状態!すぐさま加湿器を買い、常に湿度60%以上を保つ環境作りを行ったのでした。

肌と空気の今まで以上の乾燥対策により、かなり改善が見られたほうれい線。口角を上げて笑うのが怖かった時もありましたが、今では冬でもニコニコ顔で過ごせています。