私はもともとが丸顔で、加えてあまり多く話す方でもない為、若い頃から表情筋がたるんできていました。

でも、やはり若い頃はまだ肌の張りツヤもあって、そんなに目立たずに化粧で誤魔化せていました。

問題は30代過ぎて出産してからです。

産後すぐから睡眠と美容に避ける時間が極端に少なくなり、里帰り中はまだ母や父と会話しながらだったので良かったのですが、里帰りから家に帰ってからは主人も平日は仕事で昼間は家にこもりっきりで子供の世話に追われ、会話する時間がぐんと減ってしまっていました。

そんな日々でも鏡をじっくり見たり、現状を冷静に分析するような気持のゆとりが当時の私には全くありませんでした。

子どもが3か月を過ぎた辺りから、続々と友人や元同僚たちがお祝いを持って遊びに来てくれたのですが、その時に皆に私の老け具合、特にほうれい線やクマの凄さに驚いていました。

一番はっきりと伝えてくれたのは、親友でした。「あんた、まるで2人くらい産んだ人やで。

せっかく可愛い顔してるのに女捨てて、勿体ない」と言われ、ショックでした。

しかし、この言葉で現状を変えたいと強く思いました。

美容本に、ほうれい線は、舌を突き出してくるくる螺旋を描くように回す体操が効くと載っていたので、その日から毎日入浴時間、入浴後のケアの時間に念入りに行いました。

効果は思ったよりもはるかに早く、翌日感じました。

朝、鏡を見ると、いつも映っていた疲れ切ったおばさんがいましたが、そこにはまだ少し若さの残った人が映っていたのです。

それ以来、暇さえあればほうれい線撃退の体操をする位に意識して対策しています。

ほうれい線の有無で年齢の見え方や表情の活き活きさが全然違ってきますよね。

この経験で日頃のケアの大切さを学びました